前回に引き続き、「匠の技術 継承支援事業」の鉄瓶制作についてです。
今回は、前回作成した木型を使って型を挽いていきます。
地型の中に荒真土(あらまね・砂と粘土を混ぜたもの)を入れ、木型を回して形を整えていきます。
ある程度整ったら、次は中真土(なかまね・荒真土に細かい砂を加えたもの)で型を挽いていきます。
最後に、仕上真土(しあげまね・中真土よりもさらに細かい真土)で型を挽きます。
今回は新たに作成した木型なので、形状を確認するため型に石膏を流しました。
この石膏をもとに、木型を修正したり、鉄瓶の注ぎ口や鐶付の形を検討したりします。
今回は石膏で形状を確認するために型を挽きました。
次回以降は、再度型を挽き直し、そこにヘラで模様を入れていきます。