最近、当ホームページ経由で釜や鉄瓶の修理依頼をいただくケースが少しずつ増えてきました。
釜・鉄瓶の修理に関する記事を公開して1年近くになるので、この記事の効果が表れてきたのかなと思っています。
⇒ 茶の湯釜・鉄瓶の修理に関する記事
ホームページ経由でいただいた修理依頼のうち、お客様から掲載の許可をいただいた修理事例をご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは、岐阜県の方からご依頼いただいた面取切合釜の修理事例です。
ひいお爺様がお使いだったものを譲り受けたので、修理して大切に使っていきたいとのことでした。
修理のご依頼をいただいたのが2018年12月上旬で、1か月程度で修理が完了しました。
修理前
事前に伺っていた通り、釜の底に水漏れの跡がありました。
ひび割れの範囲が広く、釜底も薄くなっていたため底入替えが必要と判断しました。
また、極書のある箱が付いていましたが、箱の桟が一部壊れていたためこちらも修理することにしました。
修理後
底入替えし、色を付け直しました。
底の部分を新たに鋳造して付け直していますが、漆と着色でつなぎ目はほとんどわからなくなっています。
壊れていた箱の桟も、箱屋さんに直してもらいました。
釜や鉄瓶などの鉄器、風炉などの銅器の修理でお困りの際はぜひご相談ください!
御見積りは無料です。