今回は、底に穴があき、水漏れが生じていた鉄瓶の修理事例をご紹介します。
お客様から「鉄瓶に穴があいている」とお問い合わせをいただき、現物を確認したところ底の傷みが進んでいたため、底全体を新しく作り直す「底入替え」という方法で修理しました。
鉄瓶の底には銘が入っており、今回の修理では、この銘についてもできるだけ元の姿を残すように作業を行いました。
修理前の状態
お預かりした鉄瓶は、底が大きく傷んでいました。
長年の使用によって底の腐食が進むと、部分的に鉄が薄くなり、やがて穴があいて水漏れにつながることがあります。
今回は傷みの状態から、部分的な補修ではなく、傷んだ底を取り除いて新しい底に入れ替える修理を行うことにしました。
底入替えによる修理
底入替えとは、傷んだ底の部分を取り除き、新しい底を作って取り付ける修理方法です。
新しい底を取り付けた後は、鉄瓶全体の状態を見ながら仕上げを行います。修理した部分だけが不自然に目立たないよう、全体との調和を考えながら仕上げていきます。
修理後の状態
底入替えを行い、修理が完了した状態です。
外側から見ても修理箇所が大きく目立たないように仕上げ、鉄瓶全体の風合いをできるだけ損なわないようにしています。
内部も仕上げ直し、再び鉄瓶としてお使いいただける状態になりました。
鉄瓶の修理について
般若鋳造所では、自社製品だけでなく、他社製の鉄瓶や作者が分からない鉄瓶についても修理のご相談を承っています。
錆びや水漏れ、底の傷みなど、状態に応じて修理方法をご提案いたします。メール(info@hannya-chuzo.com)で写真をお送りいただければ、修理可能かどうかの確認や概算のお見積もりも可能です。
修理方法・料金・納期については、「茶釜・鉄瓶の修理|焼抜き・締直し・底入替えの方法と料金」をご覧ください。
長年お使いになった鉄瓶でお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。












