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修理事例ご紹介6 龍文堂姥口鉄瓶(小底入替え)

今回もホームページ経由でいただいた修理依頼のうち、お客様から掲載の許可をいただいた修理事例をご紹介していきたいと思います。

釜・鉄瓶の修理についてはこちらの記事をご覧ください。
茶の湯釜・鉄瓶の修理に関する記事

今回ご紹介するのは、東京都の方からご依頼いただいた龍文堂の鉄瓶の修理事例です。
鉄瓶に水をはると、底の中央部分から水が染み出すように漏れてくるので修理したいとのことでした。
鉄瓶や釜の底には中央に「湯口」という、鋳造時に溶けた金属を流し込んだ注ぎ込み口の跡があります。
湯口は周りよりも肉厚が薄くなっていることが多いため、水漏れが起こりやすい部分です。

修理前

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水漏れする湯口部分は過去に鋳掛修理がされており、使っていくうちに鋳掛部分が傷んで再度水が漏れるようになったようです。
鋳掛修理をした周囲は割れがあることが多く、今回の鉄瓶も錆や着色を落とすと鉄漆では直せない割れがある可能性が高いです。

底の傷みが激しいところだけを切り取って、部分的に底を入替える「小底入替え」の修理をすることにしました。

唐銅製の蓋は汚れを落として軽く煮色を付け直して色揚げを行います。
もともと付いている色を完全に落とさずに色揚げすることで、新品のようにはならず時代感を残した仕上がりになります。

修理後

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小底入替えをして色を付け直しました。
修理前、部分的に底を入れ替えたところは目立つのか気にされていましたが、漆と着色でほぼわからないように仕上げてあります。

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この画像の赤い線あたりで底を入れ替えてあります。

釜や鉄瓶などの鉄器、風炉などの銅器の修理でお困りの際はぜひご相談ください!
御見積りは無料です。

こちらのお問い合わせフォームまたはメール、FAX(0766-23-8550)でご連絡ください。

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